世界遺産キュランダで空の旅を満喫!-オーストラリア旅行④
オーストラリア三日目午後からはキュランダへ向かいます。
ところで、そもそもキュランダってご存知ですか?
あ、僕はもちろん知りませんでした。
キュランダって動植物がたくさん生息する熱帯雨林みたいなところです。
世界遺産にも登録されていて、世界中から観光客が押し寄せます。
詳しいことは詳しい方にお任せしましょう。
キュランダに行く方法はバス(車)とスカイレールがあります。
ツアーで最初から含まれている移動方法はバスですね。バスだと座ってればそのまま着きますので楽っちゃ楽です。
ですがせっかくならスカイレールをオススメします!!
バスだとツアー料金に含まれていますが、スカイレールだと追加で40オーストラリアドル(AUD)ほどかかってしまいます。
しかしそれでもスカイレールがオススメなのです。
スカイレールってなんぞやって話ですが、簡単に言うとロープウェイのイメージです。
キュランダって標高は高くないですが山になっているんです。
標高が高くないのでバスでも行けてしまいますが、地上から頂上に向かってスカイレールと呼ばれるロープウェイが通っているんです。
キュランダの森林を上空から眺めることが出来るのです!
上空からの景色はとても気持ちいですね。
市街地の方を見るとそれほど高くはありません。
ちなみにこの画像の中央にある池のようなものがオート水上スキー場でした。
池の真ん中にロープがあり、スキーヤーがロープに捕まっていると池の周りを延々と引っ張ってくれるようです。上から眺めていたのですがとても楽しそうでした。日本ではあまり聞かない施設ですね。どこかにあるのでしょうか?
スカイレールは川も渡ります。
運が良ければワニも見られるかも?
さて、スカイレールに乗ることのメリットは上空からの景色だけではありません。
なんとスカイレールは乗り換えが出来るのです。というか乗り換えしないと頂上まで行けません。
頂上に行くには全部で二回乗り換える機会があるのですが、一回目の乗り換えの際にボードウォークが楽しめます!
一回目の乗り換えの際、乗り換え場所はすぐ横なのですがそこに行くためにあえてぐるっと付近を一周遠回りするような道の作りになっています。
キュランダの内部を軽く散策できるようになっているんです。
次のスカイレールに乗るまでに10分程度時間がありますので、その間に森林浴が出来てしまいます。
これは絶対した方がいいです。
そこでしか見られない絶景写真ポイントがあります!
ぐるっと一周して戻ってきたら乗り換えなのですが、ここで一つ目の注意点です。
逆方向に乗らないこと!!!
ボードウォークでテンション上がって戻ってくるとうっかり逆方向に乗って最初の駅に戻ってしまいます。
意外とよくあるミスらしいです。
実際気を付けていないとうっかり間違えそうになります。
ここで逆方向に行ってしまうと、時間の都合上キュランダには行けなくなってしまいます・・・
無事乗り換えると、しばらくして次の駅に着くのですが、ここで二つ目の注意点です。
スカイレールから降りないこと!!!
二回乗り換えると言いましたが、実際に乗り換えるのは一回です。
二回目は乗り換えはせず、そのまま乗車をしておきましょう。
ここで一旦降りてしまうとこれまたキュランダには間に合わなくなります・・・
朝から行っている方は二回目の地点でも降りるのでしょうね。
ね?スカイレール乗りたくなってくるでしょう?
僕らが参加したツアーは5組10人だったのですが、事前にスカイレールを選択していたのは僕らを含めて2組だけ。
しかし結局最終的には全員がスカイレールを選択しました。ツアーにもよるかもしれませんが、僕らのツアーはギリギリまで変更可能でした。
そうしてトータル1時間弱かけてようやくキュランダの頂上(街)へ着きます。
キュランダでは土産物屋さんがたくさん並んでおりショッピングが楽しめますし、奥まで行くと動物園があります。
朝から行けばいろいろ楽しめるスポットはあるのですが、午後から行くツアーですと自由時間は一時間ほどしかありません。
動物園も気になりますが、短時間でも楽しめるオススメスポットがカンガルーミートパイのお店です。
オーストラリアのカンガルーは有名ですが、実はカンガルーってオーストラリアだと食べられるんです。
結構その辺のレストランでも取り扱っているお店があります。
そのカンガルーをファストフード感覚で手軽にミートパイとして食べられるお店がキュランダにあるんです。
キュランダで動物園の近く、結構奥の方まで行ったところにそのお店はあります。
残念ながら、僕らが行ったときは売り切れでした・・・・
カンガルーミートパイの情報を前日にケアンズの地元のおばちゃんから聞きつけ、すごく楽しみにしていたのに残念です・・・
やはり人気があるのか、午後からだと厳しいかもしれません。しかし日本じゃまず食べることが出来ないカンガルーですので、キュランダに行った際には記念にぜひチャレンジすることをオススメします!
あっという間に時間は過ぎ、帰りはキュランダ鉄道に乗って帰ります。
スカイレールの駅から降りて割とすぐのところにあるので迷わないと思います。
しかし、この時間、15時だか16時だかが最終の列車なので、事前に場所を念のため確認してから自由行動に行った方がいいですね。
キュランダ鉄道の駅はなかなか趣のある素敵な駅です。
ちなみにお手洗いは駅の奥の方にありますし、列車にもお手洗いはついています。
車両は全席指定席で、冷房はありませんが、ウォーターサーバーがついています。
紙コップも備え付けのものがありますが、立て付けが悪いのかよく詰まるので、詰まったら直してあげましょう。
注意点としては、車両の内部に紐がぶら下がってるんです。
ですがこれ、絶対触っちゃだめです。
緊急用の非常停止ボタンのようなもので、よほどの非常事態じゃない限り、この紐を引っ張ってはいけません。
日本だとちょっとくらい間違えても許してもらえちゃいそうですが、やはり海外、ちょっとしたことでこの紐を引っ張るとほぼ間違いなく逮捕されます。
爆発物が持ち込まれたとかそういう本当にヤバイレベル以外では使用しません。
この辺りはガイドさんがいれば説明してくれるはずです。
列車が動き出すとキュランダの素敵な風景とともに下っていくことになります。
さて、ここにきて午前中のシュノーケリングの疲れがどっと出てくるんです・・・
ポカポカ陽気に綺麗な風景、ガタンゴトンと心地よい列車の音・・・
海に入った疲れも出てきて、もうホント眠気を誘います。
・・・が、ここで寝てはいけません!!
キュランダ鉄道の雰囲気はとてもいいのですが、日本人的にはそれだけじゃないんです。
なんと実は、「世界の車窓から」のオープニングで使われていた映像がこのキュランダ鉄道なのです!!
これは見ないといけません。寝てる場合じゃないです。
ウトウトしながらも、これだけはきちんと見てきました。
こんな感じです。
ヘアピンカーブがところどこにあるため、このような構図の写真を撮るチャンスは幾度となく現れます。
脳内であの音楽が鳴り響くようですね。
実はこのキュランダ、他にも日本では馴染みの場所なのだそうです。
皆さんご存知『ファイト一発』のCMで使われていた他、山瀬まみのキンチョーのCMでも使われていたそうです。
なぜキュランダ?なのかというと、日本が冬でも撮影できるからです。
特にキンチョーは夏場にCMを流す商品ですよね。夏場にCMを流すためには冬場のうちに撮影をしておかなければならないため、キュランダが選ばれるんだそうです。
列車に揺られ約1時間、ようやくケアンズに戻ってきました。
この日の晩御飯は、これまた前日に地元のおばちゃんからオススメされたポークスペアリブのお店です!!
Waterbar & Grill Steakhouse – Best Steak in Cairns!
Waterbar & Grill Steakhouseというお店で、ケアンズで有名なダンディーズというお店のすぐ近くにあります。
地元の方に人気のあるお店のようで、日本人は全くいませんでした。
すごく混むので予約した方がいいと勧められ、実は前日のうちにWaterbar & Grill Steakhouseに行って予約をしたのです。
案の定ついたら既に満席でしたが、予約してあったのでスムーズです。
オーストラリアといえばオージービーフが有名ですね。
当然ネームバリューとしてはそっちが上なのですが、ことケアンズに関してはこのポークスペアリブが絶品です!!
地元の方がオススメするだけのことはあるなという感じでした。
お店の照明は非常に暗いのでちょっと見辛いですが、ポークスペアリブの表面がテカテカに輝いているのが分かるでしょうか。
これは見ただけでうまいことが分かるやつですね。
スペアリブとは骨付き肉なのですが、手づかみで豪快にほおばって食べます。
ジューシーな豚肉とビールが最高に合います。
これは本当にオススメです。
僕はもともとスペアリブが好きで、日本でもトニーローマというお店が好きでたまに行くんです。
トニーローマはアメリカのお店ですが、Waterbar & Grill Steakhouseもそれに負けず劣らず絶品でした。
日本ではあまり馴染みのないスペアリブですが、もしいったらこの機会に食べてみて欲しいと思います。
ところで、オーストラリアは基本的にはチップの必要がない文化です。
どこのレストランに行っても、タクシーに乗ってもチップは不要です。
ですが最近、シドニーオリンピックを契機にチップ制を導入するレストランが増えているそうです。
シドニーオリンピックで海外旅行客が増えた際に、海外に合わせて便乗でチップ制にしたとかなんとか・・・
それまではチップ不要だったので地元の方も戸惑ったそうです。
とはいってもチップが必要なのはごく一部のレストランのみです。ある一定水準以上の高級なレストランのみです。
が、Waterbar & Grill Steakhouseも残念ながらチップが必要なレストランです。まぁかの有名なダンディーズもチップが必要なレストランですので、ケアンズでそれなりによいものを食べようと思ったらチップは避けられないですね。
基本的には不要ですが、チップの渡し方を書いておきます。
まず、食事中は一切気にする必要はありません。
お会計をお願いするとウェイターさんが伝票を持ってきてくれます。その伝票にチップを記入する欄があるかどうかを確認します。
基本的にはチップ不要のレストランがほとんどなので、記入する欄はないはずです。
その場合はチップ不要で、伝票金額だけ支払えば大丈夫です。
チップが必要なレストランの伝票はこのように記載されています。
A料理 30ドル
B料理 40ドル
C料理 50ドル
C合計 120ドル
チップ ____
total ____
全てのレストランで必ずしも同じではありませんが、このように合計金額の下にチップ記入欄があります。
チップの欄に好きな金額を記入し、料理の金額合計とチップの合計額をtotalの欄に記入します。
チップは通常、ある程度の高級レストランであれば料理金額合計の15~20%程度を気分で渡せば大丈夫です。
そのへんはウェイターさんに対する気持ちですね。だいたい15%前後ですかね。わからなければ多めに渡せば大丈夫です。
そして支払い方法です。
現金またはクレジットカードですが、現金の場合は記入した伝票と一緒に渡せば大丈夫です。
クレジットカード払いの場合、伝票と一緒にクレジットカードを挟んで渡します。
しばらくするとクレジットカードの支払い明細とともにクレジットカードを持ってきてくれます。サインをする箇所がありますので、受け取ったらサインをし、それをテーブルに置いたらお店を出て大丈夫です。
サインは日本語、つまり漢字で大丈夫です。というか漢字にしてください。
私も慣れないチップに最初はビビッていましたが、何度か経験すると慣れてしまいますね。
僕はだいたい支払い金額のキリがよくなるように渡しています。基本的にはクレジットカード払いなので、合計金額に15%をかけてから端数切り上げて金額が丸くなるようにしています。
常にポケットに1ドル紙幣を忍ばせておく必要のあるハワイなんかと比べると普段はチップ不要なのでオーストラリアは非常に楽です。
さて四日目はついにコアラとご対面です。続く!!!