エアーズロックを眺めるーオーストラリア旅行①
エアーズロックが2019年から登山禁止になるそうですね。
前々から言われていたみたいですが、ついに禁止になることが決まったようです。
そんな話になっているとは知らず、ちょうど先月オーストラリアに旅行にいってきたのでした。
しかもまさにエアーズロックに行きました。
僕らはエアーズロックに登ることは最初から計画しておらず、実際登らなかったのですが、現地に着いてみるとエアーズロック登山はあまりオススメされていないなぁという感じを受けました。
先住民の方からするとエアーズロックは聖地になるので足を踏み入れて欲しくないそうです。
エアーズロック周辺では至る所にそのような趣旨の看板が設置されていますね。
日本人の感覚からするとエアーズロックに行くのだからせっかくなら登りたいでしょうし、旅行会社のエアーズロックツアーには必ずと言っていいほどエアーズロック登山が含まれていますね。
個人的には僕もエアーズロック登山はオススメしませんが、どうしてもエアーズロックに登りたいという方は禁止になる前に行く必要がありますね。
エアーズロックは、現地に行ったら嫌っていうほど見れますし、眺めているだけでも十分素晴らしい体験でしたよ!
さて、エアーズロックに行ってきましたので今日はエアーズロックをご紹介しようと思います。
今回の旅行はエアーズロックに1泊、ケアンズに3泊してきました。
まず初日に成田からケアンズ経由でエアーズロックに向かいました。
成田からケアンズが7時間半くらいかかり、そこから乗り換えてエアーズロックへさらに2時間半ほどかかります。
乗り換えの時間も含めると日本から12時間くらいかかりました。
かなり遠いですね。
エアーズロックが世界的な観光地だからか、オーストラリアの物価が高いせいか、『成田⇒ケアンズ』よりも『ケアンズ⇒エアーズロック』の方が飛行機のチケット代は同じか高かったです。
また、ケアンズ空港で乗り換える際LCCなどを利用した場合、場合によっては荷物を受け取ってから再度搭乗手続をして乗り換えることになるのですが、荷物受取場では携帯電話の操作が禁止になっていますので気を付けましょう。
僕はそれに気づかず、荷物が出てくるまでの待ち時間にレンタルWIFIの設定をしようと電源を入れていたら屈強な警備員さんに怒られてしまいました。
エアーズロックに行く方法は他にもシドニー経由などいくつかありますが、結局どれも金額も時間もあまり変わりませんので、行きたいところを経由地にするといいですね。
乗り換え自体は案内標識に従って動けば特に迷わず行けると思います。
乗り換え時間は念のため2時間ほど余裕をみておくと安心です。
ケアンズからエアーズロックへの国内便は小さい飛行機でしたが、ほぼ満席でした。
国内便って感じの飛行機ですね。
この飛行機でエアーズロックのすぐ近く、車で20分程度に位置するエアーズロック(ウルル)空港に向かいます。
エアーズロックは現地の言葉でウルルと呼ばれています。
エアーズロックのすぐ近く過ぎるため、飛行機が空港に近づくと実はエアーズロックが上空から見えてしまいます。
一番興奮した瞬間かもしれません。でもまだ見たくなかったなー。
エアーズロック(ウルル)空港は荒野のど真ん中にポツンとある小さな空港でした。
ちなみにこちらは荷物受取場での携帯電話の操作は特に禁止されていないようです。
ここからはエアーズロックリゾートに向かいます。
エアーズロックリゾートとはエアーズロックの近くにあるエアーズロック観光客のためのリゾート地です。
ショッピングモールとホテルが円状にいくつか点在しています。
ぐるっと一周すると約2kmで、リゾートの真ん中を横断すれば500mくらいで端から端まで行けてしまうほどなので、コンパクトにまとまっている感じですね。
エアーズロック(ウルル)空港からエアーズロックリゾートまでは無料シャトルバスが出ており、宿泊先のホテルにもよりますがだいたい10~15分程度で行くことができ、エアーズロックリゾートの各ホテルに円状に巡回してくれます。
シャトルバスはエアーズロック(ウルル)空港の荷物受取場の出口を出てすぐのところに停まっていて、荷物を待っている間もバスの姿が見えているので特に迷うことはありませんし、スムーズにシャトルバスに乗り込むことが出来ます。
シャトルバスは飛行機の時間に合わせて到着し、旅行客が全て乗るまで待っていてくれるので乗れないということもなく安心です。
さてシャトルバスでホテルに着くと朝だと思います。
うろ覚えですが飛行機の便が基本的には午前中到着のはずです。
ホテルがチェックインは午後からですので、チェックインまではしばらく時間があります。
とりあえず荷物はホテルが預かってくれますのでフロントへ行きましょう。
荷物を預けたら数時間は時間がありますので早速観光ですね。
僕らは夕方のラクダサンセットツアーに申し込んでいましたが、それまでは特に予定がなかったので買い出しも兼ねてショッピングモールに行ってみました。
ショッピングモールに行ってみました。
ショッピングモールに行ってみました。
大事なことなので3回言いました。
パンフレットを見るとショッピングモールって書いてあるんですよ。
でも現地に行くと、土産物屋が3店舗ほど、レストランやカフェが3店舗ほど、他にスーパーマーケットがあって、あとは現地の方用の美容院とか・・・
ただ、スーパーマーケットは楽しめました。
バナナやスイカが量り売りだったり、ビッグサイズのハムやチーズや野菜や見ていて飽きないですね。
一つよくわからなかったのは、ケアンズでもそうでしたがオーストラリアのスーパーマーケットはどこも一方通行なのです。
レジを通らないと出ることが出来ず、入口からは出られません。内側からは入口の自動ドアが開きません。
恐らく防犯上のシステムなのでしょうが、必ず何か買わなきゃ出られないような感じがしてしまいます。
実際は買わなくても出られるのでしょうか。ちょっとわからなかったので行くと必ず何か買い物をしていました。
ショッピングモールは非常に楽しみにしていたのですが、一時間もしたら全て見終わってしまうほどの小規模なものでした。
・・・エアーズロックリゾート、行ってみると実は何もやることがありません。
結構暇を持て余します。というより、日本人の苦手な『ゆっくりバカンスを過ごす』タイプのリゾート地なんですよね。
どこのホテルにもプールがあって、欧米の方々は皆さんプールでのんびりされていました。
日本人はほとんど入っていないようでしたが。
一応僕らも水着は持ってきましたが、まだチェックインも済ませていないため入るわけにもいかず・・・
結局、せっかくエアーズロックに来たのだからエアーズロックを見に行こうとなりました。
僕らが泊まったセイルズインザデザートホテルには日本語デスクがフロントにあり、周辺の地図やパンフレットの日本語をもらうことが出来ました。
それを見るとエアーズロック展望台がエアーズロックリゾートにいくつか設置されているようなのでまずはそこに行ってみました。
エアーズロックリゾートとエアーズロック(ウルル)空港とのシャトルバスとは別に、エアーズロックリゾート内の無料循環バスもあります。
バス停は各ホテルやショッピングモールなどにあり、結構15~20分おきくらいに来るので利用しやすいです。
しかし最初は循環バスを利用していましたが、慣れてくると歩いて行った方が早くて近いということに気づきます。
隣のバス停まで歩いて5分もかかりませんし、エアーズロックリゾートの中央を突っ切れば反対側へも歩いて10分もかかりませんから。
さて循環バスに乗って近くの展望台です。
ナニンガ展望台です。
展望台とは名ばかりのちょっとした高台に柵があるだけでしたが。
しかしそれで十分なのです。なんせ周りに何もありませんから!
でも展望台への坂道を登っていくと少しずつ気持ちが高ぶってきますね
さあいよいよお待ちかねのエアーズロックとのご対面です(先ほど飛行機からチラ見はしちゃいましたが)。
心の準備はいいですか?
あ、トカゲだ!
なんちゃって。
ごめんなさい、ちゃんと見せます。
ハイ!
写真だとだいぶ遠いように見えますが、現地で見るとなかなかの迫力です。
展望台はちゃっちいですが、行ってよかったなぁと思います。
こんな感じの展望台がいくつかあります。
各地の展望台を周ればいろんな角度からエアーズロックを眺めることが出来ます。
三つ目の展望台あたりから少し飽きてきましたけど。
さきほどトカゲの写真を見せましたが、ちょっとした動物は結構見ることが出来ます。
特に多いのは鳥ですね。
中でも僕らが気に入った鳥は2種類いました。
まず一つ目はパンダ鳥です。
正式名称は知りません。
パッと見パンダのような模様をしているので勝手にパンダ鳥と呼んでいました。
結構こいつはいろんなところにいて、きれいな鳥ですね。
もう一つはヤンキー鳥です。
いやもう頭がヤンキーなんですよ。なんたってモヒカンです。
一瞬ただのハトに見えたのですが、
『やんのかコラ!やんのかコラ!』
とモヒカン頭をゆらしながらガン飛ばしてくる様はまさにヤンキーです。
もちろんこいつも正式名称は知りません。勝手にヤンキー鳥と命名していました。
この鳥もエアーズロックではポピュラーでよく見る鳥です。
さて展望台や動物を楽しんだあとはようやくホテルにもチェックイン。
そして夕方からのラクダサンセットツアーです。
このツアーは事前にツアー専門のサイトから申し込みました。
日本語で気軽に申し込めるので簡単です。
ラクダサンセットツアーはラクダに乗ってエアーズロックと夕日を楽しむツアーで、ツアー終了後には軽食とワインやビール、ソフトドリンクが振る舞われます。
ツアー会場へはホテルからバスで送迎してくれます。
さあ乗ってくれと言わんばかりにラクダたちは列をなして待機しています。
このツアーは英語ガイドのみだったので、乗り方も英語で説明してくれました。
さっぱりわかりませんでしたが、見よう見まねで・・・あやうく落ちるところでした。
ラクダに乗っかり、立ち上がる瞬間は重心を思いっきり後ろにしなければなりません。
後ろに倒れこむイメージです。
ガイドさんのジェスチャーと、僕らよりも先に乗っていた人の様子を見てなんとなくわかってはいましたが、実際乗ってみると立ち上がる瞬間はすごい衝撃ですね。
乗ってみると結構高く、気持ちがいいです。
そして結構かわいいんです。
少し雨が降っていましたが、フードをかぶってなんとか出発。
ガイドさん3人とともに、列を作ってエアーズロック周辺の荒野を歩きます。
ラクダは乗り心地もよく、自然の中を歩くのは景色もよくて、雨が降っているのが全く気になりませんでした。
しばらくすると雨も止み、雨が止むと大きな虹が!
虹とエアーズロックとラクダ(の影)。
すごく素敵な光景を見ることが出来ました。
ラクダ小屋に戻って軽食やワインを楽しんでいると、大きな雷とともに大雨が。
スコールです。間一髪、運がよかったです。
その後はしばらく止むこともなく、夜の間降っていたようです。
この日は夜間のツアーは中止になり、翌朝のエアーズロック登山ツアーも岩肌が滑って危険なため、エアーズロック周辺を散策という形に変更されていました。
僕らはもともと翌朝のエアーズロック周辺散策ツアーを申し込んでいたため影響ありませんでしたが、天候によって左右されてしまうのは覚悟しておきましょう。
僕らは結局散策したりツアーに申し込んだりとアクティブに動いていましたが、ホテルのプールに入ったりしてのんびり過ごすのもよかったのかもしれません。
あんまりやることもないので一泊でちょうどよかったと思いますが、非常に濃い体験をすることが出来て大満足でした。
ケアンズについてはまた後日書きたいと思います。続きます!