ハワイ・ホノルルで初ハーフマラソンチャレンジ
さむっ!
今日は天気が良さそうだったので朝8時からランニングをしようと早起き・・・は結局出来ず、8時に起きて急いで、もといのんびり支度をし9時前頃からランニングを始めました。
ランニングは私にとって一応趣味といえるもので、夫婦そろってやっています。
今朝も二人で走ろうとしていたのですが二人して少し寝坊です。
そして外に出た瞬間の一言が、さむっ!でした。
私の住んでいるところは埼玉の北の方で、割と田舎に属する方です。
自宅の後ろは田んぼ。左右も田んぼ。
唯一正面にだけなぜか保育園がぽつんと建っています。
そんな場所なため、周りに風を遮るものがなにもなく、今朝はまるで台風のような強風の中、冷たい風で一気に体温がもっていかれます。
そんな状況でもランニングをしなければならなかったのは、来月地元のマラソン大会のハーフマラソンの部にエントリーしているからです。
ハーフマラソンのエントリー自体は何度かしているのですが、実際に走ったことがあるのはまだ一回のみ。
都合が悪くなって何度か出場を見合わせています。フルマラソンをいつかは完走してみたいと思いつつ、ハーフマラソンも満足に走れていないため、今回はきちんと完走したいのです。
そして唯一出場したハーフマラソンというのが、ハワイのホノルルハーフマラソン、通称ハパルアです。
ホノルルマラソンといえば、毎年12月に行われているフルマラソンが有名ですね。
多くの日本人も出場し、芸能人もよく出場しているのを耳にします。とにかく有名なマラソン大会です。
なぜホノルルマラソンが有名なのか。
それはもちろんハワイという最高の環境、最高のコースを走れるということもあるでしょう。
ですがこれだけ多くの市民ランナーが出場しているのは、ホノルルマラソンには時間制限がないことが一番大きな理由だと思います。
通常、交通規制の都合上、マラソン大会には時間制限があって、各所に設置された関門を何時間以内に通過しなければ失格という厳しいルールがあります。
その点、ホノルルマラソンではそういった時間制限がなく、何時間かかっても、最悪歩いてしまってもとにかくゴールすればいいという敷居の低さがウケているのでしょう。
42キロをひたすら歩いても、フルマラソンを完走したことに一応なります。お手軽ですね。
場所がハワイなのでなかなか行くのは大変ですけれど。
そして私が出場したホノルルハーフマラソンも同様に時間制限がなく、初ハーフマラソン挑戦にはもってこいの大会でした。
とはいえホノルルハーフマラソンはどちらかというと無名な大会です。
12月冬のホノルルマラソンに対し、ホノルルハーフマラソンは4月に行われます。
ハワイは年中暖かいですが、4月は特に過ごしやすいように感じました。
そんなホノルルハーフマラソンを少しご紹介します。
ワイキキに到着したらまずは受付に向かいます。
会場に入ると既に行列が。とりあえず並ぶ・・のですが注意です。
受付会場ではツアーの団体さんと個人旅行客は別々のブースで受付が出来ます。
個人旅行客のブースはガラガラです。もし個人で申し込んでいる場合には、それに気づかず行列に並んでしまうとムダな時間を過ごしてしまいます。
僕も最初わからず行列に並んでしまいました。
受付が完了すると、ハパルアTシャツをバッグがもらえます。
ハパルアTシャツは当日に着て走っているランナーもたくさん見かけました。
余談ですが隣の会場ではこの日コスプレイベントをやっていたらしく、様々なコスプレや着ぐるみのアメリカ人でごった返していました。
ハワイでもこういうイベントってあるんですね。
さて、受付を済ませたらあとは走るのみです。
スタートは朝の5時です。いかにハワイといえども当然辺りは真っ暗です。
スタート地点は、ホノルルマラソンと違い、ワイキキの外れの方に位置しています。
デューク・カハナモク像の前です。
僕(と妻)はスタート地点の目の前にあるマリオットホテルを予約していたため、部屋で軽く朝食を済ませたあと、ホテルを出たらすぐスタンバイすることが出来ました。
あたりを見渡すと、ホノルルマラソンに比べると日本人は少な目な気がしますね。
スタートするとまずはアラモアナショッピングセンターに向かって走ることになります。
ワイキキのメインストリートを走っていく爽快感は東京マラソンに通じるものがありますね。
もちろん東京マラソンの経験はありませんが。
カメハメハ大王像やアラモアナビーチパークなど観光スポットを眺めながらランニングすることが出来ます。
アラモアナを抜け市街地をぐるっと周って折り返したら今度はダイヤモンドヘッドに向かってコースを戻っていく形になります。
このころにはもうすっかり夜も明けていますね。
この年はマラソン選手の福士加代子選手も出場していました。僕らがスタートして5キロ走ったあたりで福士選手は既に折り返しており、福士選手にとって12キロ地点付近ですれ違いました。
写真を撮ることすら出来ないほどのあっという間に駆け抜けていくプロ選手はやはりすごいですね。
あと沿道の応援やボランティアの方がすごいです。
ホノルルマラソンの名物の一つ?ワセリンを配る人や
ブラスバンドによる応援などもうれしいですね。
折り返し地点からアラモアナを再度通り抜け、さらにスタート地点を通り越すとダイヤモンドヘッドが見えてきます。
ダイヤモンドヘッドって山なんですよね。
ということは当然登らなくてはいけないわけです。
実際は登山するわけではなく、ダイヤモンドヘッドの外周を登りながらぐるっと一周して戻ってくる形です。
ダイヤモンドヘッド自体はそれほど大きな山ではありませんが、ハーフマラソンも終盤に差し掛かったランナーにとっては鬼のように立ちはだかる登り坂でした。
だいたい1キロ近く登り坂が続き、多くのランナーがそこでは歩いていました。
僕もさすがに少し歩いてしまいました。
しかしその苦しい坂を抜けると下り坂とともに綺麗な海岸線沿いのコースへと突入します。
ここまでくるとゴールはあと少し。
ご褒美ともいえる綺麗な景色に、多くのランナーが足をとめて写真を撮っていました。
ダイヤモンドヘッドを超えることが出来るとゴールのカピオラニ公園が見えてきます。
長かったハーフマラソンもついにゴールです。
そしてゴール後のサービスもすごいんです。
マラサダというドーナツやシェイブアイス(かき氷)などが食べ放題。
エンゼルパイを5倍濃厚にしたようなお菓子とか、なんだかよくわからないアメリカンなお菓子も貰えます。
正直、ハーフマラソンを走り切って喉カラカラの状態にドーナツやお菓子はなかなか食べる気は起きませんでしたが、いくつかいただいてホテルに戻ってゆっくり食べました。
ゴールのカピオラニ公園もワイキキの外れにありますが、ワイキキの各ホテルへは十分歩いて帰ることが出来る距離にあります。
こうした立地のよさも魅力の一つですね。歩いて会場に行き、歩いて会場から帰ることが出来るマラソン大会ってそうはありません。
日本から行くのは大変ですが、それを抜きにして純粋に大会環境だけを考えるとハーフマラソンチャレンジにはとてもおすすめの大会だと思います。